専門学校の時の話です。

某ロックフェスが好きっていうきっかけで7人(♂4、♀3、うちカップル1組)の音楽仲間が出来まして。
フェスの無い冬に皆で小さい民宿を借りての2泊の小旅行を企画。
実は初めからそのうちの1人(S君)が好きで、何かちょっと近付ければいいなぁ位は思ってたけど、まさかそんな、それなんてエロ(ry
意識しないように、しないように。



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事件があったのは二日目。
昼間から観光地周ったり夜中まで大騒ぎして、♀3人でお風呂に入ってて、あたし以外の2人はシャワーだけ浴びて先に上がったの。

あたしは湯船につかってからにしようと思ったら、ちょっとだけのつもりがウトウトしちゃって。
遠くの方で物音がした気がして・・・。

夢!?気のせい!?・・・じゃない!

どうしよう!と思って、声を出せないうちに戸が開いた・・・。
目が合ったのは事もあろうかS君。
慌てて戸を閉めるS君。

戸の向こうから・・・。

「ごめん!!!ていうかごめん、誰?コンタクト外してて見えてないから!」
「あー・・・Tです・・・。ごめん、ウトウトしちゃってて」

「今出てくから!」
「待って!!・・・入って、来て?」

たぶんS君が小さい声で「え!?」って言った気がした。
ていうか、何言ってんだろう私!

『冗談!』って笑おうとしたら、ゆっくり戸が開いてS君が入って来た。

「ほんとあんまり見えてないから」って目を逸らして、洗い場の前に座った。

お互い無言で、どうしようどうしようと思ってたらSくんが口を開いた。

「・・・どういうつもり?」

「んーとー・・・自分でもどういうつもりなのかー・・・」

いつもみたいに茶化そうとしたら・・・。

「男として見てない?」
「え・・・」

「俺いっつもからかわれてんのかなって思うんだよね。時々くっついてきたり、思わせぶりな事言ったりさ」
「からかってなんかない・・・。無邪気なフリして、ほんとは嫌われたらどうしようって不安になるけど、でも意識して欲しかったの。・・・黙ってても見てくれないもん」

「・・・それって」
「S君の事が好き」

すごく長く感じる、ちょっとの間の後に・・・。

「良かった・・・。クラス違うし、フェスの事くらいでしか繋がり無かったし、周りに男居るし、俺なんかって思ってた」

「S君」
「はい」

「こっち来て?」

一瞬躊躇った後にS君がお風呂の縁に手をかけて・・・。

「恥ずかしいんですけど・・・いいの?」

頷く私。

小さい湯船で向かい合って座る。

「どれ位見えてるの?」
「輪郭が分かる程度」

「良かった」
「ちょっとというか、かなり残念・・・」

「えへー」

S君に抱きつく。

「ちょっ!ちょっと!!」
「駄目?」

「駄目っていうか、刺激が強すぎるんですけど」
「むー。じゃぁお互い横向こうか」

お風呂で告白ってなかなか無いねっていう話とかしてるうち、あたしがのぼせそうになってきたので先に上がりました。

先に上がって台所で水分補給してたらS君が来て、お互い目が合った途端・・・。

「・・・」

かなり異常に恥ずかしいんですけど!
笑う2人。
外は明るくなり始めている。

「ねぇ、一緒に来てもらえる?」

「うん」

2階の空いていた部屋へ。
戸を閉めた途端、後ろからギュッと抱き締められる。
にゃー。

ちょっと振り向いてキスする。

「このまま2人で寝たい」

「皆にバレちゃうよ?」
「んー」

「戻ったら、うちに泊まりに来て?」
「分かった」

じゃあもう一回って言いつつ、いっぱいキス。

「あーーー。でもやっぱり我慢出来ない!」

え!?と思った瞬間、後ろから右手がショートパンツ(ていうかパンツ・・・)の中、左手がタンクトップの裾から入ってきて、口で首筋をなぞられる。

「っやぁ、ぁんっ・・・」

上と下同時に攻められて体がビクッてする。
声を我慢しなくちゃいけないけど漏れる・・・。

「もう、ダメ・・・お願い・・・」

立っていられなくなり、床に仰向けにされる。
見られてるのが恥ずかしい。

「行くよ?」

頷くと彼のが入ってきて、さっきより声が出ちゃう。
動きが段々早くなって彼がいきまして。

ちょっとしてからS君が・・・。

「こんな事、言うもんじゃないんだけどさ」

少し躊躇って・・・。

「お風呂で、Tが出た後に我慢出来なくて一回したのに・・・///」

「そう・・・なの?」

クスッと笑うと・・・。

「笑わないの(笑)!」

「嬉しいよ」

そしたらまた元気になったらしく。
後ろを向くS君の前に回り込んで、膝の間に顔をうずめる。

「ちょっ!」

戸惑うS君に・・・。

「させて・・・」

もうS君が可愛くて仕方ない。
結局、口でも1回イッてくれて。

その後はこっそり皆の雑魚寝してる大広間に戻って寝たけど、次の日2人して最後まで起きれなかった・・・(笑)

こんな感じでした。